アンチエイジングのバランスというのは、全てにおいてとても大切なものとなってきます。多くの人に見る事のある病的な老化と比較すると、諸臓器の本能的なバランスの良い老化であることが分かりました。ということは、老化現象というのは多くの部分がアンバランスな老化なのだという事がわかってきたのです。病気的でアンバランスな老化を進んで防ぎ、治療をする事が抗加齢医学が目指すところであるのです。「酸化ストレス」「ホルモンの低下」「免疫力の低下」などの老化と考えられる事柄を予防するために、今までは積極的に進んで介入はしてきませんでした。
サプリメントを摂取するための指導や栄養に関しての指導、そしてストレスのケアや運動のケアを含めて対応していき医師や医療関係者にとって、今までは専門的分野に力を入れていた臨床や研究を「老化」という視点からも全身に範囲を大きくして勉強する事が求められてきています。今現在65歳をすぎると高齢者と呼ばれている定義を改善して、健康で元気な65歳以上の年齢層が多くなれば、社会の最前線で活躍をし、納税者層となる未来がくるのかもしれません。この「くるかもしれない」という事の支えになるのがアンチエイジングにおける医学なのです。
まず、エイジングの仕組みを理解しなければ、アンチエイジング医学は考えられません。エイジングとは生物学的な過程なのですが、そのほとんどの仕組みは解明されていないのです。細胞機能が低下したり、遺伝子に異常が発生する、免疫力が落ちる、フリーラジカルによって体が酸化し始める、ホルモンのレベルが落ちるなどのアンチエイジングの原因と思われる基礎的な研究が各分野において日々行われているのです。
今までの人間ドックに加えて、ホルモンのレベル、血管、活性酸素と抗酸化能のアンチエイジング的なバランスのチェック、感覚器の老化度数のチェックなどで歳を重ねるごとに体に生じてくる色々な変化を医学的に調査をして、受信者や高齢者のライフスタイルを根本的部分から改善していく為に、運動の指導やサプリメントで補いながらの食事方法の指導、ストレスのケアをしていく事がアンチエイジング医学の臨床の基本的なところになるのです。